停電が48時間続くとしたら、ポータブル電源は何Whあれば足りるの?
このページは、計算が苦手でも迷いが止まるように「500 / 1000 / 2000Wh」を中心に、足りる・足りないを早見表で整理します。
このページの使い方(おすすめの順番)
- まずは「ミニマム構成」「冷蔵庫あり」「調理あり」のどれに近いかを選ぶ
- 早見表で容量帯(500/1000/1500/2000Wh)を当たり付け
- 最後に「出力(W)」と「運用ルール」で失敗を潰す
結論だけ先に知りたい人へ:家庭防災で迷うなら、まずは1000Wh前後が起点になりやすいです。比較の結論はこのページでまとめています:【2026年最新版】家庭防災ポータブル電源おすすめ比較|結論:迷うならこの容量帯。

結論:48時間の「最低ライン」は500Wh、「迷うなら1000Wh」、生活寄りなら2000Wh

家庭防災の停電48時間は、「何を守るか」で必要容量が大きく変わります。目安を先に置くと、こうです。
- 500Wh前後:スマホ・照明・ルーター中心のミニマム構成なら現実的
- 1000Wh前後:冷蔵庫を“守る運用”+最低限の調理まで失敗が少ない
- 2000Wh前後:停電2日目も慌てない。より生活寄りに回したい家庭
注意:「Whだけ」で安心しないでください。停電時に起きがちな失敗はこの2つです。
- 出力(W)が足りず、家電が動かない(特に調理家電)
- 容量は足りても、運用(節約・優先順位)が決まっておらず消耗が早い
出力(W)の落とし穴は、こちらでチェックできます:定格出力Wで失敗する人が多い|「動かない家電」を出さないチェック法。
先にこれだけ:実際に使える容量は「カタログWhより減る」

早見表を見る前に、重要な前提を1つだけ。
ポータブル電源は、表示されている容量(例:1000Wh)をそのまま全部使えるわけではありません。主に次の要因で減ります。
| 減る理由 | どう減る? | 体感 | 対策 |
|---|---|---|---|
| インバーター変換ロス | DC→AC変換でロス(AC使用時に増える) | 家電をコンセントで使うほど減りやすい | USB・DCを優先、ACは必要な時だけ |
| 残量保護・安全設計 | 完全0%まで使わせない設計が多い | 表示0%になる前に停止することも | 「最後の1割は無いもの」と考える |
| 温度・使用環境 | 寒さ・暑さで性能が落ちる場合 | 冬の屋外は持ちが悪いことも | 室内運用/保温(安全な範囲で) |
ざっくりの計算としては、「実効容量=カタログWh × 0.7〜0.85」を目安にすると安全です(AC中心なら低め、USB中心なら高め)。
迷ったらこう考える:「1000Whを買ったら、使えるのは700〜850Wh」くらい。
早見表はこの前提で“足りる・足りない”を判断します。
早見表:48時間の容量は「やりたいこと」別に決まる(ミニマム/冷蔵庫/調理)

あなたの家庭に近いパターンを選んでください。「足りる」判定は“余裕を残す”前提です。
| やりたいこと(48時間) | 代表例(優先順位) | 500Wh | 1000Wh | 2000Wh |
|---|---|---|---|---|
| ミニマム構成 | スマホ/照明/ルーター(情報・連絡を切らさない) | ○(運用しだいで十分) | ◎(余裕が出る) | ◎(買いすぎになりやすい) |
| 冷蔵庫を守る | 冷蔵庫(節約運用)+スマホ/照明/ルーター | △(短時間なら) | ○(現実的) | ◎(2日目も安心) |
| 冷蔵庫+最低限の調理 | 冷蔵庫+炊飯器/ケトル等は“使い方を選ぶ” | × | △(工夫必須) | ○(現実ライン) |
| 生活寄り(余裕) | 冷蔵庫+調理+扇風機/電気毛布など代替策 | × | × | △〜○(ソーラー併用で安定) |
「自分の場合」をもう少し正確にしたい人へ
- 家電から逆算:【3分診断】あなたの家庭は何Wh?使いたい家電から最適容量がわかる
- 冷蔵庫を守りたい:冷蔵庫は何時間もつ?食品を守る“現実ライン”
- 調理家電の落とし穴:電子レンジ・炊飯器・ケトルは使える?調理家電の落とし穴
48時間を「初日・2日目」で割ると、必要容量が見える(運用の設計)

停電48時間は、同じように使い続けるより「初日厚め・2日目節約」で設計すると、容量が小さくても回りやすくなります。
| フェーズ | やること | 電気の使い方 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 初日(0〜24h) | 情報確保/照明/食の安全確保 | まず通信・照明を固定し、冷蔵庫は「扉を開けない」運用 | ここで使いすぎないと2日目が楽 |
| 2日目(24〜48h) | 節約しながら生活を回す | ACは必要時だけ。USB中心に寄せる | 「優先順位」を決めると迷いが減る |
迷ったときの優先順位:①通信(スマホ/ルーター)→②照明→③冷蔵庫→④調理→⑤快適(扇風機など)
ミニマム構成の具体例は、こちらでまとめています:ルーター・スマホ・照明は最低限どう守る?停電初日のミニマム構成。
容量帯別に「足りる・足りない」が分かれる具体例(500/1000/2000Wh)

ここでは、よくある家庭を3パターンに分けて「どこで足りなくなるか」を具体化します。数値は目安ですが、“足りないポイント”を先に知ると失敗が減ります。
例1:ミニマム(在宅1〜2人)
- スマホ充電・モバイルWi-Fi/ルーター・LEDライト中心
- 500Wh:○(USB中心なら回る)
- 1000Wh:◎(余裕。停電以外の普段使いにも回しやすい)
例2:冷蔵庫を守りたい(家族2〜4人)
- 冷蔵庫は「扉を開けない」「短時間運転」を意識
- 1000Wh:○(節約運用が前提。足りる確率が上がる)
- 2000Wh:◎(2日目も慌てない)
例3:冷蔵庫+調理も回したい(家族多め)
- 炊飯器やケトルは「連続運転」になりやすく、出力(W)の制約も受ける
- 1000Wh:△(工夫必須。何を諦めるかの設計が必要)
- 2000Wh:○(現実ライン。使い方次第で成立しやすい)
「うちの家電で本当に足りる?」を最短で詰めるなら、3分診断がおすすめです:あなたの家庭は何Wh?3分診断。
出力(W)で詰む家電トップ:調理家電・ドライヤーは要注意

容量(Wh)が足りていても、出力(W)が足りないと家電は動きません。家庭防災で“つい試したくなる”のが、調理家電です。
| 家電 | つまずき方 | 現実解 | 次の一手 |
|---|---|---|---|
| 電子レンジ | 定格出力が高く、起動で落ちることも | 停電時は別の調理手段(カセットコンロ等)に寄せる | 調理家電の落とし穴 |
| 炊飯器・ケトル | 連続運転でWhが吸われる | 短時間だけ使う/保温はしない | 落とし穴を確認 |
| ドライヤー | 高出力でバッテリー消費も早い | 停電時は“代替”へ(タオル乾燥など) | 出力チェック |
迷いが残る人へ:測ってから決める(副:Amazonの補助アイテム)

「うちの家電が何Wか分からない」「冷蔵庫がどれだけ食うか不安」なら、測ってから容量を決めると、買いすぎが減ります。
副(Amazon):測定・運用を楽にする補助アイテム
- ワットチェッカー(家電の消費電力をざっくり測る):Amazon商品ページ
- 個別スイッチ付き電源タップ(停電時の優先順位運用に便利):Amazon商品ページ
ポイント:防災は「買って終わり」より「使える状態にしておく」ほうが安心です。測定→優先順位→月1点検が回ると、容量が大きすぎなくても成立します。
主の導線:公式で容量帯を見比べて“買いすぎない”結論へ(A8)

早見表で容量帯の目星がついたら、最後は「続けて運用できるモデル」に落とし込みます。防災は、保証・サポート・流通も安心材料なので、公式のラインアップで容量帯を見比べてから決めるのが安全です。
次に読むべきページ(迷い別)
- 迷ったら結論:おすすめ比較(結論ページ)
- あなたの場合を確定:3分診断
- 選び方を体系で:選び方10項目(容量・出力・寿命・UPS)
末尾リンク(全記事共通)
- ① 迷ったら:家庭防災ポータブル電源おすすめ比較
- ② 容量が不安:停電48時間に必要な容量の早見表(このページ)
- ③ あなたの場合:3分診断:使いたい家電から最適容量